廃墟と無口な造形群

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廃墟がワインに化ける山梨

date: 2013.07.31

category: ぶらり旅

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こだぬきです。

山梨県の有名な廃墟物件、「廃ダッジ」に向かうも季節はずれの大雪に見舞われ、謎の廃神社に立ち寄りつつ、すっかり時間ができたので山梨らしいワイン工房などを見て回りました。

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最初に訪れたのは、「勝沼ぶどう郷」というなんとも夢のある名前の駅近くにある「シャトー•メルシャン ワイン資料館」。

嘘のように晴れ渡った青空が・・・!

・・・たった今味わった、雪・崖・寒さ・目的の場所にたどり着けない悲壮感が、なんともバカらしい出来事に思えるほど爽やかな青空。
(そもそも自分のリサーチが、場所にしろ天気にしろあまあまだったのがすべての元凶だポン・・・。)というのはこの際さておき、盆地の爽やかな空気を胸いっぱい吸い込む。

ワイン資料館のシャレオツなガーデニングに供え置かれた神社・・。

ボルドウ神社って(笑)

資料館の中の神棚には、おちょこのお神酒ならぬおワイン??ワイングラスが供えられていた。
大黒様が座っているのもワイン樽!(普通は米俵)

乙だなあ山梨!

こちらは1904年に建てられた、現存する日本最古の木造ワイン醸造所だそうで、明治以降に実際に使われていた醸造器具なんかが展示されているポン。

古い器具って、なんだかよい。

色味とか、曲線のラインとか、機能美というより図られたような美しさが!

画一的でない職人の味が!

特に観光シーズンでもない時期の来訪者だったためか、資料館のおじさまがいろいろと丁寧に説明をしてくださって、おもしろかったポン。
最近殊に、子供の頃「くそつまんねえ」とか思っていた社会化見学的なことをするのがおもしろい。

趣たっぷりの廃墟に行くはずが、

・・・。

ワインの歴史に詳しくなった山梨愛ツアーとなりましポン!!!
それもまたよし!!!!


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