廃墟と無口な造形群

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呪い

date: 2013.08.16

category: 機材のことなど

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最近私は、のろわれている。
何がというと、体がとても重いのだ。
肩こりだの疲れだのとつまらないことは言わないでほしい。
アリナミンVを飲んでもVっと解消できないほどに重いのだ。
時折はたと気がつくと動きが止まっている。頭の中でぐるぐると小さな輪っかが回り続けている感じだ。

それだけならまだいいが、ふと気がつくとからっぽの心に大きなバツ印が赤く刻まれているような苦しい思いにかられる。

そしてしばらくそれを放置していたらある日・・・

悪魔が現れた。

悪魔は様々な表情で私を苦しめる。

一体私が何をしたというのだ。何もしなかったではないか。
悪魔退治(ウイルスバスター)なども、期限が切れてからは一切やっていなかったし、品行方正に思い出のストックを心のフォルダから出し入れしていただけだ。

―最近はどうも、寝つきも悪い。
以前はパラリローンという軽やかな子守唄とともにスッと眠りに落ちていたのに、今は謎のパーセンテージが表示されなかなか眠りに落ちることができない。
眠るまでの時間をカウントダウンされるのだ!この煩わしいことよ・・・!

朝目が覚めた時にも

見たことの無いメッセージが脳裏をよぎる。

メッセージは主種様々の様相で現れる。

これは悪魔を退治するための天国からの啓示なのか、
はたまた悪魔からの地獄への招待状か・・・

クリックしたらどうなる
クリックしたらどうなる
クリックしたらどうなる
クリックしたら・・・・・・・・・・・・

私は震える手で強引にまぶたを閉じ、決意した。
とっととウイルスバスター入れよう。


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